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18. e-mail作法(2)
■少し考えればわかる失礼
1. 引用
大抵のメーラーでは返事した場合、前の文章が引用できるようになっています。全文を引用してそのまま送信してしまう人が多いのですが、これは通信量がいたずらに増えるだけでなく、相手にも何かぞんざいな印象を与えます。引用は必ずしも必要ありませんし、するとしても最低限にしたいものです。
また、意外に気がつかない重要な点は、全文引用していちいちそれに答えていくスタイルは文章のまとまりをなくし、論点も枝葉末節に拘泥することになりがちなことです。言葉の揚げ足取りからけんか(フレーム)にまで発展するBBSやChatがこの悪い典型です。
細かなことでは、送信時全角38文字での改行が自動的に入れられるメーラーの場合、引用すると38文字+1文字が続く不細工なメールになってしまいます。引用符が1文字分増えたためです。引用した場合には自動改行を入れない方が良いでしょう。
2. Subject
内容を表す適切で簡潔な題名(Subject)をつけましょう。返信時には相手のメールSubjectにRe:(Reply)が自動的につきますが、相手のメールSubjectにRe:を付けただけのSubjectは、やはり何か手抜きな感じがします。特殊な場合を除いて新しいSubjectをつけるのが好ましいです。Subjectが空欄などはもってのほかです。受信者におかしなメールと思われて、ごみ箱直行の可能性さえあります。
3. CcとBcc
メールを複数のアドレスに同時に送るのが、CcとBccです。Ccではアドレスが明示されるのに対し、Bccではアドレスが現れません。Bcc (Blind carbon copy) の所以です。Ccに何気なくアドレスを書き込むと多くの方にアドレスが丸見えになってしまいます。アドレスを他の人に見られては問題がある場合にはBccを使うべきです。一方、Bccではアドレスが表示されていないため、誤送信かと疑われる場合もありますので、その旨本文に書いておくのが良いかもしれません。
4. 返信のタイミング
基本的にe-mailの命はスピードですから、なるべく早く返信すべきです。確かに相手に届いているかどうか、読んでくれたかどうかの不安が常にe-mailにはありますので、すぐに返事できない時でも、とにかくメールがついた旨だけでも返信したら最高です。
しかし、逆にすぐに返信しない方が良い場合もあります。一つは携帯メールです。こいつはメール着信を即座に知らせる場合が多く、変な時間帯に返信したら迷惑になります。e-mailの大きなメリットは電話やFAXのように突然闖入することのない、押しつけがましくないことなのに、携帯メールのこのずうずうしさはいったい何なのでしょう?私が携帯メール嫌いな大きな理由のひとつです。
もうひとつ返信を遅らせた方が良い場合があります。それは相手のメールに憤慨、激高している場合です。激高した勢いで返事を書いて送信してしまったら後の祭り、送ったメールはもう取り消せません。損なわれた人間関係を修復するのは大変です。自分が興奮していると思ったら送信ボタンをクリックする前に、しばし、考えましょう。一晩寝てから返事を書く(あるいは書かない)、これがこの種の条件反射的激高メールを出さない最良の方法です。
5. フッター
長いフッターは嫌ですね。特にわけのわからんメッセージなど付いていたら最悪です。フッターは短く品よく付けたいものです。
■よく考えないとわからない失礼
1. mailing list
Reply-To:は設定しないこと。その他いろいろありますが、詳しいことは専門家にまかせます。
2. 添付書類のencodingなど
WindowsではBase64、MacintoshではApple Double、UNIXではUuencodeでしょうか。
テキストは多少長くとも、添付ファイルとしてではなく、本文で送るのが間違いのない方法です。
添付ファイルはウイルスの温床です。いくら魅力的な名前が付いていても、わからないファイルは開けないこと。特にWindows用の.exeの付いた実行ファイルを開けるのは、知らなかったでは済まされないほど危険なことです。
■e-mailの未来
e-mailは便利でも、手書きの手紙のよさはまた格別です。皆さん、たまには手紙を書きましょう。
(雨宮修二)
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