不妊症

症例1
35才の女性。結婚後10年たつが子供を授からない。
3年前から不妊治療専門の病院に通院し排卵誘発剤なども服用しているが効果がなく、平成6年3月8日漢方治療をもとめて近畿大学東洋医学研究所附属診療所に来院した。
身長158cm、体重55kg 中肉中背の女性である。生理は順調で便通は3日に2回くらいであった。
桂枝茯苓丸に大黄を加えて煎剤で処方した。
同方を約5ヶ月間服用後、8月2日「妊娠しました」との報告があった。

症例2
38才の女性。32才と38才の時流産をおこしている。
この時肝機能障害を指摘されB型慢性肝炎であることが判明した。
昭和63年9月14日慢性肝炎の治療と子供が欲しいという希望もあって、近畿大学東洋医学研究所附属診療所に来院した。
身長161.5cm、体重47.5cmの痩せ型の女性である。
肝機能ではGOT,GPTがそれぞれ300台もあるため、まず慢性肝炎の治療を優先させて柴胡桂枝湯加茯苓桃仁牡丹皮を煎剤で処方した。漢方薬を服用後肝機能は徐々に落ち着きGOT,GPTも50前後まで下降したため、平成2年7月26日より不妊治療のため処方を当帰芍薬散料に変更した。
約1年半後の平成4年2月24日待望の女児が無事誕生した。母親42才の時であった。

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