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「近代漢方入門」について

「近代漢方入門」は非常に独自な漢方書です。なぜ独自かといいますと、漢方の近代的な体系化を目指した本だからです。古い理論の紹介や、臨床的ハウツー本は巷にあふれていますが、このような新しい理論で漢方の体系化を目指した本は他に例がありません。

遠田裕政先生は、漢方はすばらしい治療体系だが、その理論は前近代的であり、このままではだめだと常におっしゃっていました。漢方を真の意味で発展させるには、その近代化が必須であると強く認識されていました。若い頃漢方にほれ込み研究してみたが、何か物足りない。それは漢方に近代的理論が欠如しているからだと思いあたったそうです。漢方理論はないものかと見渡してみたが納得できる理論とてなく、それならば自分で作り出していくしかないと決意されました。以後漢方医学の近代的な体系化に生涯を捧げ、その漢方理論を「近代漢方」と名づけて発表されました。本シリーズは「漢方研究」誌に連載されたその成果を本にまとめたものです。『近代漢方総論』『近代漢方各論』『近代漢方治療編』『近代漢方の案内書』の四部作と「和漢薬」に連載された異色の傷寒論研究書『傷寒論再発掘』があります。

『近代漢方総論』の自序では、明治43年に上梓された『醫界の鉄椎』(和田啓十郎著)について触れています。当時は西洋のものは何でもよく見えた時代、漢方は制度的にも流行的にも消滅しかかっていました。こうした時代に漢方擁護の本を出すことは大変勇気のある行為でした。しかし、和田啓十郎先生の『醫界の鉄椎』が世に出た後、真摯な先人達がこれに続き、尽力したお陰で漢方は消滅の危機を逃れました。そして現在の隆盛をみるようになりました。しかるに現在の東洋医学の向かっている方向は、本来の漢方医学のあるべき方向とは違ってきています。一般の方はもちろんのこと、漢方に携わっている方々でさえそのことに気づかないでいるのではないでしょうか。本書(総論)には、そのことにつき詳述されていますが、簡単に言うならば、「今の漢方は前近代的な考え方のまま西洋医学に迎合し、本来の漢方の貴重なあり方が失われつつある」ということです。

遠田裕政先生はこれからの若い人達に期待したいと常におっしゃっていました。これから漢方を学ぼうという人達こそ、「近代漢方」を読み、今一度漢方の良さとは何か、漢方の本質とは何かと考えて欲しい人々です。漢方の本質を知るためには、この「近代漢方」シリーズは何よりの道しるべになるはずです。

遠田裕政先生が他界されて3年目に入る本年(平成18年)、これらの書物を広く縁ある方々に届くようにとの願いを込めて、ここ慈温堂にて定価の約3割引き(送料無料)にて頒布することにいたしました。各本とも(特に『傷寒論再発掘』)保管状況の関係で、若干汚れておりますが、ご了承ください。もし、興味のある方は、お名前、電話番号、送付先住所を明記の上慈温堂までご一報ください(手紙、FAX、メールいずれでも結構です)。
以下書籍について若干の解説をいたします。

遠田裕政先生遠田裕政先生の略歴

1934年 東京に生まれる。
1960年 奥田謙蔵先生に師事し、漢方の研究に入る。
1961年 東京大学医学部医学科卒業。
1962年 東京大学第一内科入局。内科医として勤務。
専門分野は肝臓病学。
1966年 東京大学大学院修了。
1967年 東京大学医学部附属病院第一内科文部教官助手。
1982年 近畿大学東洋医学研究所教授。
2002年 近畿大学東洋医学研究所退任。
2003年 御逝去。
近代漢方総論-----残数[22]
1998年12月20日 医道の日本社
18.5×25.7cm 448頁 ISBN4-7529-2022-0 C3047
定価7,875円(税込み)→ 5,000円

近代漢方の生み出された状況と、今後の漢方医学の進むべき方向の他、最も大切な漢方の近代的な見方・考え方によるアプローチで、これを解明してゆくための方法論、そしてこの方法論を基に明らかになってきた漢方医学の本質について詳述されています。漢方医学を様々に検討していくための「共通地盤」を得るための、近代的な「基礎理論」について詳述されている本書は、初学者はもちろん漢方に既に携わる方々にも知っておいてほしい内容となっています。

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近代漢方各論-----残数[106]
1999年2月15日 医道の日本社
18.5×25.7cm 688頁 ISBN4-7529-2023-9 C3047
定価8,925円(税込み)→ 6,000円

近代漢方の基礎理論に基づいて、古方湯から後世方湯までの各湯の解説を13項目に沿って考察しています。世の中に伝わっている漢方処方はこの本に記載されているよりも遙かに多数存在しますが、近代漢方の基礎を正しく把握すれば、重要な本質が解るので、この本に記載されている湯でも十分以上であり、実際の臨床に困ることはないでしょう。通読することも大いに益になりますし、辞書的にも使える構成となっています。

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近代漢方治療編-----残数[53]
2001年9月13日 医道の日本社
18.5×25.7cm 263頁 ISBN4-7529-2027-1 C3047
定価5,775円(税込み)→ 4,000円

近代漢方の考え方に従って実際の疾患を治療し、良好な経過を辿った症例の一部を写真付きで解説しています。特に皮膚疾患に偏っていますが、これは、写真を掲載することによって見た目でもはっきりと治療効果を確認できるため、まず取り上げたものです。現在多くの人が罹患していて、治療に難渋しているアトピー性皮膚炎、掌蹠膿疱症から難治性の疾患である尋常性乾癬その他についてのいろいろな症例を載せることによって、これらの疾患に携わる方々(外国の方を含め)の参考に供しています。なお、各症例については、日本語とエスペラント(人工国際語の一つ)によって解説しています。エスペラントを採用した意義については、各論および本書にて触れられておりますので、参照してください。また本格的にこの言語につき勉強されたい方は他の専門書を参照してください。

因みに皮膚疾患以外の多くの疾患でも有効な治療成果を得た症例も多数存在し、故遠田裕政先生も追々続編を出してゆくつもりでおりましたが、残念ながら他界してしまったため、私達に遺された仕事となってしまいました。機会があれば続編を出していきたいと思っております。

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近代漢方の案内書-----残数[0]
2004年5月20日 医道の日本社
18.5×25.7cm 175頁 ISBN4-7529-2031-X C3047
定価3,150円(税込み)→ 2,000円

本書は、故遠田裕政先生が亡くなる間際まで精力を傾け、近代漢方総論および各論のエッセンスを抜粋し、特に初学者および、漢方に興味を持つであろう外国の志ある方へ向けて日本語とエスペラントを用いて平易に解説しているものです。

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傷寒論再発掘-----残数[30]
1995年7月15日 東明社
16.3×22.5cm 623頁函入り ISBN4-8059-0067-5 C0047
定価13,000円(税込み)→ 8,000円

本書は近代漢方入門に先駆けて、1995年に「東明社」より出版されたもので、これは、故遠田裕政先生が、独自の研究によって、『康治本傷寒論』と題される書物が傷寒論の最も原始的な形態をとどめているものであるということをつきとめ、新たな視点より解説を加えたものであり、既に世に出ているものではありますが、見逃されている重要な事柄を改めて掘り起こしたものであるので、このような表題をつけています。「この本との邂逅によって漢方のそもそもの成立過程が明らかとなり、近代漢方の創設に大いに役立った」と生前口にされていた程の重要な内容となっています。傷寒論を読み解き、漢方を深く理解する上でとても参考になるものであり、熟読されるべき書物であります。

(文責 雨宮)

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